std::experimental::ranges::Writable
| Defined in header <experimental/ranges/iterator> |
||
| template< class Out, class T > concept bool Writable = |
(ranges TS) | |
コンセプトWritable<Out, T>は、Tによってエンコードされる型と値カテゴリを持つ値(value)を、イテレータOutが参照するオブジェクトに書き込むための要件を指定します。
decltype((E))がTであり、oがOut型のデリファレンス可能なオブジェクトであるような式Eが存在する場合、Writable<Out, T>は次の場合にのみ満たされます。
- もし
Readable<Out> && Same<ranges::value_type_t<Out>, std::decay_t<T>>が満たされる場合、上記のいずれかの代入の後、*oは代入前のEの値と等しくなります。
上記のいずれかの代入式の評価後、oがデリファレンス可能である必要はありません。Eがxvalueの場合、それが示すオブジェクトの最終的な状態は有効ですが未規定です。
[編集] 等価性保持
式が**等価性保持**であるとは、等しい入力に対して等しい出力を生成することを意味します。
- 式の入力は、そのオペランドで構成されます。
- 式の出力は、その結果と、式によって変更されたすべてのオペランド(存在する場合)で構成されます。
等価性保持が要求されるすべての式は、さらに**安定**である必要があります。同じ入力オブジェクトでそのような式の2回の評価は、これらの入力オブジェクトの明示的な介入的な変更がない限り、等しい出力を持ちます。
[編集] 注記
operator*の有効な唯一の使用法は、代入式の左辺です。書き込み可能な型の同じ値に対する代入は、一度しか行われない場合があります。
const_castを伴う必須の式は、Readableオブジェクトでreference型がprvalueである場合に、誤ってWritableの構文要件を満たすことを防ぎますが、プロキシ参照がそれらのconst性(constness)がシャローである限り、引き続き機能することを許可します。詳細はRanges TS issue 381を参照してください。