std::experimental::ranges::dangling, std::experimental::ranges::safe_iterator_t

Defined in header `<experimental/ranges/iterator>`
template< CopyConstructible T > class dangling { public: dangling() requires DefaultConstructible<T>(); dangling(T t); T get_unsafe() const; };		(ranges TS)
template< Range R > using safe_iterator_t = std::conditional_t<std::is_lvalue_reference<R>::value, ranges::iterator_t<R>, ranges::dangling<ranges::iterator_t<R>>;		(ranges TS)

クラステンプレートdanglingは、ラップされたオブジェクトがdangling（つまり、寿命が終了している可能性のある別のオブジェクトを参照している）であることを示すための、オブジェクトの単純なラッパーです。

エイリアステンプレートsafe_iterator_tは、Rのイテレータ型を返します。範囲がrvalue範囲であった場合（Rがlvalue参照型でないことで示される）、danglingでラップされます。

これらは、rvalue範囲を受け入れてそこへのイテレータを返す範囲アルゴリズムによって使用されます。

std::experimental::ranges::dangling::dangling

dangling() requires DefaultConstructible<T>();	(1)
dangling(T t);	(2)

1) デフォルトコンストラクタ。ラップされたオブジェクトを値初期化します。

2) ラップされたオブジェクトをtで初期化します。このコンストラクタはTからdangling<T>への暗黙的な変換を定義することに注意してください。

T get_unsafe() const;

ラップされたオブジェクトのコピーを返します。

コンパイラサポート
フリースタンディングとホスト
言語
標準ライブラリ
標準ライブラリヘッダー
名前付き要件
機能テストマクロ (C++20)
言語サポートライブラリ
コンセプトライブラリ (C++20)
診断ライブラリ
メモリ管理ライブラリ
メタプログラミングライブラリ (C++11)
汎用ユーティリティライブラリ
コンテナライブラリ
イテレータライブラリ
Rangesライブラリ (C++20)
アルゴリズムライブラリ
文字列ライブラリ
テキスト処理ライブラリ
数値ライブラリ
日付と時刻ライブラリ
入出力ライブラリ
ファイルシステムライブラリ (C++17)
並行サポートライブラリ (C++11)
実行制御ライブラリ (C++26)
Technical specifications (技術仕様)
シンボルインデックス
外部ライブラリ

Technical Specification
ファイルシステムライブラリ (filesystem TS)
ライブラリ基本 (library fundamentals TS)
ライブラリ基本TS v2 (library fundamentals TS v2)
ライブラリ基本 3 (library fundamentals TS v3)
並列化拡張 (parallelism TS)
並列化拡張 2 (parallelism TS v2)
並行処理拡張 (concurrency TS)
並行処理拡張 2 (concurrency TS v2)
コンセプト (concepts TS)
Ranges (ranges TS)
リフレクション (reflection TS)
数学特殊関数 (special functions TR)
実験的 (非TS)
パターンマッチ
線形代数
std::execution
契約プログラミング
2Dグラフィックス