ファイル名と行の情報
From cppreference.com
< c | preprocessor
プリプロセッサにおける現在の行番号とファイル名を変更します。
目次 |
[編集] 構文
#line lineno |
(1) | ||||||||
#line lineno "filename" |
(2) | ||||||||
[編集] 説明
1) 現在のプリプロセッサの行番号を lineno に変更します。この時点以降のマクロ __LINE__ の出現は、lineno に、それ以降に検出された実際のソースコード行数を加えた値に展開されます。
2) 現在のプリプロセッサのファイル名も filename に変更します。この時点以降のマクロ __FILE__ の出現は、filename を生成します。
#line の引数としては、有効な10進整数（オプションで有効な文字列表現が続く）に展開される限り、あらゆるプリプロセッシングトークン（マクロ定数または式）が許可されます。
lineno は、少なくとも1つの10進数字のシーケンス（それ以外の場合、プログラムは不正形式）でなければならず、常に10進数として解釈されます（0 で始まっていても）。
If lineno is 0 or greater than 32767(C99まで)2147483647(C99以降), the behavior is undefined.
[編集] 注意
このディレクティブは、他の言語で書かれたファイルからCソースファイルを生成する一部の自動コード生成ツールによって使用されます。その場合、生成されたCファイルに、元の（人間が編集可能な）ソースファイルの行番号とファイル名を参照する #line ディレクティブが挿入されることがあります。
ディレクティブ #line __LINE__ の後の行番号は未指定です（この場合、__LINE__ が展開される可能性のある値は2つあります。これまでに検出された改行数、またはこれまでに検出された改行数に #line ディレクティブを終える改行を加えた値）。これは DR 464 の結果であり、遡って適用されます。
[編集] 例
このコードを実行
#include <assert.h> #define FNAME "test.c" int main(void) { #line 777 FNAME assert(2+2 == 5); }
実行結果の例
test: test.c:777: int main(): Assertion `2+2 == 5' failed.
[編集] 参照
- C17標準 (ISO/IEC 9899:2018)
- 6.10.4 行制御 (p: 126)
- J.1 未指定の動作
- C11標準 (ISO/IEC 9899:2011)
- 6.10.4 行制御 (p: 173)
- C99標準 (ISO/IEC 9899:1999)
- 6.10.4 行制御 (p: 158)
- C89/C90標準 (ISO/IEC 9899:1990)
- 3.8.4 行制御
[編集] 関連項目
| C++ ドキュメント ファイル名と行情報 について
|
