std::priority_queue<T,Container,Compare>::push_range

 

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multiset

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unordered_multiset (C++11)

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unordered_multimap (C++11)

アダプタ

stack

queue

priority_queue

flat_set (C++23)

flat_multiset (C++23)

flat_map (C++23)

flat_multimap (C++23)

表示

span (C++20)

mdspan (C++23)

表

イテレータの無効化

メンバ関数テーブル

非メンバ関数テーブル

 

std::priority_queue

メンバ関数

priority_queue::priority_queue

priority_queue::~priority_queue

priority_queue::operator=

要素アクセス

priority_queue::top

容量

priority_queue::empty

priority_queue::size

変更

priority_queue::push

priority_queue::push_range (C++23)

priority_queue::emplace (C++11)

priority_queue::pop

priority_queue::swap (C++11)

非メンバ関数

swap(std::priority_queue) (C++11)

ヘルパークラス

uses_allocator<std::priority_queue> (C++11)

formatter<std::priority_queue> (C++23)

推論ガイド(C++17)

 

template< container-compatible-range<value_type> R > void push_range( R&& rg );		(C++23から)

priority_queueに、rgの各要素のコピーを挿入します。これは、以下のように行われます。

• c.append_range(std::forward<R>(rg)) （基底コンテナ c が適切な append_range メンバ関数を持つ場合）のように、または
• ranges::copy(rg, std::back_inserter(c)) （それ以外の場合）のように挿入されます。

その後、ranges::make_heap(c, comp)のようにヒーププロパティを復元します。挿入後、ranges::is_heap(c, comp)はtrueになります。

rg の各イテレータはちょうど1回逆参照されます。

パラメータ

rg

-

コンテナ互換範囲。つまり、要素が T に変換可能な input_range

計算量

計算量は、c.append_rangeの計算量と、ranges::make_heap(c, comp)の計算量の合計です。

注釈

機能テストマクロ	値	規格	機能
__cpp_lib_containers_ranges	202202L	(C++23)	ranges対応の構築と挿入

例

このコードを実行

#include <initializer_list>
#include <queue>
#include <version>
#ifdef __cpp_lib_format_ranges
    #include <print>
    using std::println;
#else
    #define FMT_HEADER_ONLY
    #include <fmt/ranges.h>
    using fmt::println;
#endif
 
int main()
{
    std::priority_queue<int> adaptor;
    const auto rg = {1, 3, 2, 4};
 
#ifdef __cpp_lib_containers_ranges
    adaptor.push_range(rg);
#else
    for (int e : rg)
        adaptor.push(e);
#endif
 
    println("{}", adaptor);
}

出力

[4, 3, 2, 1]

関連項目

push	要素を挿入し、基底コンテナをソートする (public member function)