C++ 名前付き要件: Destructible
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その型のインスタンスが破棄可能であることを指定します。
[編集] 要件
型 T が Destructible を満たすのは、
以下を考えます。
-
u、型Tの式。
以下の式は有効であり、指定された効果を持つ必要があります。
| Expression | 事後条件 |
|---|---|
| u.~T() | u が所有するすべてのリソースが解放され、例外はスローされません。 |
[編集] 注意
デストラクタは、オブジェクトの生存期間の終わりに、たとえばスコープを抜けるときや、delete式によって暗黙的に呼び出されます。型要件テーブルに示されているような明示的なデストラクタ呼び出しはまれです。
擬似デストラクタ呼び出しのおかげで、すべてのスカラー型は Destructible の要件を満たしますが、配列型と参照型は満たしません。なお、std::is_destructible は配列型と参照型も許可します。
[編集] 関連項目
| (C++11)(C++11)(C++11) |
型が非削除デストラクタを持つかをチェックする (クラステンプレート) |
| (C++20) |
その型のオブジェクトが破棄可能であることを規定する (コンセプト) |