std::match_results<BidirIt,Alloc>::format
From cppreference.com
< cpp | regex | match results
| template< class OutputIt > OutputIt format( OutputIt out, |
(1) | (C++11以降) |
| template< class OutputIt, class ST, class SA > OutputIt format( OutputIt out, |
(2) | (C++11以降) |
| template< class ST, class SA > std::basic_string<char_type,ST,SA> |
(3) | (C++11以降) |
| string_type format( const char_type* fmt_s, std::regex_constants::match_flag_type flags = |
(4) | (C++11以降) |
formatは、フォーマット文字列を出力します。この文字列内のフォーマット指定子またはエスケープシーケンスを、*this のマッチデータで置き換えます。
1) フォーマット文字シーケンスは、範囲
[fmt_first, fmt_last) によって定義されます。結果の文字シーケンスは out にコピーされます。2) フォーマット文字シーケンスは、fmt の文字によって定義されます。結果の文字シーケンスは out にコピーされます。
3,4) フォーマット文字シーケンスは、それぞれ fmt および fmt_s の文字によって定義されます。結果の文字シーケンスは、新しく構築された std::basic_string にコピーされ、それが返されます。
flags ビットマスクは、どのフォーマット指定子およびエスケープシーケンスが認識されるかを決定します。
ready() != true の場合、format の動作は未定義です。
目次 |
[編集] パラメータ
| fmt_begin, fmt_end | - | フォーマット文字シーケンスを定義する文字の範囲へのポインタ |
| fmt | - | std::basic_string フォーマット文字シーケンスを定義 |
| fmt_s | - | フォーマット文字シーケンスを定義するヌル終端文字列へのポインタ |
| out | - | 結果の文字シーケンスがコピーされるイテレータ |
| flags | - | std::regex_constants::match_flag_type 認識されるフォーマット指定子およびエスケープシーケンスを指定するビットマスク |
| 型要件 | ||
-OutputIt は LegacyOutputIterator の要件を満たさなければなりません。 | ||
[編集] 戻り値
1,2) out
3,4) 結果の文字シーケンスを含む、新しく構築された文字列。
[編集] 例外
実装定義の例外をスローする場合があります。
[編集] 例
このコードを実行
#include <iostream> #include <regex> #include <string> int main() { std::string s = "for a good time, call 867-5309"; std::regex phone_regex("\\d{3}-\\d{4}"); std::smatch phone_match; if (std::regex_search(s, phone_match, phone_regex)) { std::string fmt_s = phone_match.format( "$`" // $` means characters before the match "[$&]" // $& means the matched characters "$'"); // $' means characters following the match std::cout << fmt_s << '\n'; } }
出力
for a good time, call [867-5309]
[編集] 関連項目
| (C++11) |
正規表現に一致した箇所を、書式化された置換テキストで置き換える (関数テンプレート) |
| (C++11) |
マッチングに特化したオプション (typedef) |
