system
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| ヘッダー <stdlib.h> で定義 |
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| int system( const char *command ); |
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command パラメータを指定して、ホスト環境のコマンドプロセッサを呼び出します。実装定義の値(通常は呼び出されたプログラムが返す値)を返します。
command がヌルポインタの場合、ホスト環境にコマンドプロセッサが存在するかどうかを確認し、コマンドプロセッサが存在する場合にのみゼロ以外の値を返します。
目次 |
[編集] パラメータ
| command | - | コマンドプロセッサで実行されるコマンドを識別する文字列。ヌルポインタが指定された場合は、コマンドプロセッサの存在がチェックされます。 |
[編集] 戻り値
実装定義の値。command がヌルポインタの場合、コマンドプロセッサが存在する場合にのみゼロ以外の値を返します。
[編集] 注
POSIX システムでは、戻り値は WEXITSTATUS および WSTOPSIG を使用して分解できます。
関連する POSIX 関数である popen は、command によって生成された出力を呼び出し元が利用できるようにします。
[編集] 例
この例では、Unix コマンド date +%A のシステム呼び出しと、(おそらくインストールされている)gcc コンパイラにコマンドライン引数(--version)を付けて呼び出すシステム呼び出しを示しています。
このコードを実行
#include <stdlib.h> int main(void) { system("date +%A"); system("gcc --version"); }
実行結果の例
Wednesday gcc (GCC) 11.2.0 ...
[編集] 参照
- C17標準 (ISO/IEC 9899:2018)
- 7.22.4.8 The system function (p: 257)
- C11標準 (ISO/IEC 9899:2011)
- 7.22.4.8 The system function (p: 353-354)
- C99標準 (ISO/IEC 9899:1999)
- 7.20.4.6 The system function (p: 317)
- C89/C90標準 (ISO/IEC 9899:1990)
- 4.10.4.5 The system function
[編集] 関連項目
| C++ ドキュメント (
system について) |