std::time_get_byname

 

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text_encoding (C++26)

 

ローカライズライブラリ

ロケールとファセット   ロケール has_facet use_facet locale ファセットカテゴリ 基底クラス ctype_base codecvt_base messages_base time_base money_base ctypeファセット ctype ctype<char> ctype_byname codecvt codecvt_byname 数値ファセット num_get num_put numpunct numpunct_byname 文字比較ファセット collate collate_byname 時間ファセット time_get time_put time_get_byname time_put_byname

通貨ファセット money_get money_put moneypunct moneypunct_byname メッセージファセット messages messages_byname 文字の分類と変換 文字の分類 isspace    iscntrl isupper islower    isalpha ispunct isdigit    isxdigit isalnum isblank (C++11) isprint isgraph 文字変換 toupper    tolower 文字列とストリームの変換 wstring_convert (C++11/17/26*) wbuffer_convert (C++11/17/26*) Unicode変換ファセット codecvt_utf8 (C++11/17/26*) codecvt_utf16 (C++11/17/26*) codecvt_utf8_utf16 (C++11/17/26*) codecvt_mode (C++11/17/26*) Cライブラリのロケール LC_ALLLC_COLLATELC_CTYPELC_MONETARYLC_NUMERICLC_TIME    setlocale localeconv lconv

 

ヘッダー <locale> で定義
template<     class CharT,     class InputIt = std::istreambuf_iterator<CharT> > class time_get_byname : public std::time_get<CharT, InputIt>

std::time_get_byname は、構築時に指定されたロケールの時間と日付の解析規則をカプセル化する std::time_get ファセットです。

特殊化

標準ライブラリは、以下の型要件を満たすすべての特殊化を提供することが保証されています。

• CharTはcharとwchar_tのいずれかであり、
• InputIt は LegacyInputIterator の要件を満たす必要があります。

ネストされた型

型	定義
char_type	CharT
iter_type	InputIt

メンバ関数

(コンストラクタ)	新しいtime_get_bynameファセットを構築します。 (public member function)
(デストラクタ)	time_get_bynameファセットを破棄します。 (protected member function)

std::time_get_byname::time_get_byname

explicit time_get_byname( const char* name, std::size_t refs = 0 );
explicit time_get_byname( const std::string& name, std::size_t refs = 0 );		(C++11以降)

name で指定されたロケール用の新しい std::time_get_byname ファセットを構築します。

refs はリソース管理に使用されます。 refs == 0 の場合、それを持つ最後の std::locale オブジェクトが破棄されるときに、実装はファセットを破棄します。それ以外の場合、オブジェクトは破棄されません。

パラメータ

name	-	ロケールの名前
refs	-	ファセットを参照する参照の数

std::time_get_byname::~time_get_byname

protected: ~time_get_byname();

ファセットを破棄します。

std::time_get から継承

ネストされた型

型	定義
char_type	CharT
iter_type	InputIt

データメンバ

メンバ	説明
std::locale::id id [static]	ファセットの識別子

メンバ関数

date_order	do_date_order を呼び出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の public メンバ関数)
get_time	do_get_time を呼び出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の public メンバ関数)
get_date	do_get_date を呼び出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の public メンバ関数)
get_weekday	do_get_weekday を呼び出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の public メンバ関数)
get_monthname	do_get_monthname を呼び出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の public メンバ関数)
get_year	do_get_year を呼び出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の public メンバ関数)
get (C++11)	do_getを呼び出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の public メンバ関数)

Protected member functions

do_date_order [virtual]	日、月、年の優先順序を取得します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の virtual protected メンバ関数)
do_get_time [virtual]	入力ストリームから時、分、秒を抽出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の virtual protected メンバ関数)
do_get_date [virtual]	入力ストリームから月、日、年を抽出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の virtual protected メンバ関数)
do_get_weekday [virtual]	入力ストリームから曜日名 (day of the week) を抽出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の virtual protected メンバ関数)
do_get_monthname [virtual]	入力ストリームから月名を抽出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の virtual protected メンバ関数)
do_get_year [virtual]	入力ストリームから年を抽出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の virtual protected メンバ関数)
do_get [virtual] (C++11)	指定されたフォーマットに従って、入力ストリームから日付/時刻コンポーネントを抽出します。 (std::time_get<CharT,InputIt> の virtual protected メンバ関数)

std::time_base から継承

ネストされた型

型	定義
dateorder	日付の順序を示す列挙型。no_order、dmy、mdy、ymd、ydm の値があります。

関連項目

time_get	入力文字列シーケンスから時刻/日付の値を解析して std::tm に格納する (クラステンプレート)
get_time (C++11)	指定されたフォーマットの日付/時刻の値を構文解析する (関数テンプレート)