std::lcm

 

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midpoint (C++20)	lerp (C++20)
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add_sat (C++26) sub_sat (C++26) saturate_cast (C++26)	mul_sat (C++26) div_sat (C++26)
汎用数値演算
iota (C++11) ranges::iota (C++23) accumulate inner_product adjacent_difference    partial_sum	reduce (C++17) transform_reduce (C++17) inclusive_scan (C++17) exclusive_scan (C++17) transform_inclusive_scan (C++17) transform_exclusive_scan (C++17)

 

ヘッダー <numeric> で定義
template< class M, class N > constexpr std::common_type_t<M, N> lcm( M m, N n );		(C++17以降)

整数 m と n の最小公倍数を計算する。

M または N のいずれかが整数型でない場合、あるいは（おそらく cv 修飾された）bool である場合、プログラムは不正な形式です。

|m|、|n|、または |m| と |n| の最小公倍数が型 std::common_type_t<M, N> の値として表現できない場合、動作は未定義である。

パラメータ

m, n

-

整数値

戻り値

m または n のいずれかがゼロの場合、ゼロを返す。それ以外の場合、|m| と |n| の最小公倍数を返す。

例外

例外を投げません。

備考

機能テストマクロ	値	規格	機能
__cpp_lib_gcd_lcm	201606L	(C++17)	std::gcd, std::lcm

例

このコードを実行

#include <iostream>
#include <numeric>
 
#define OUT(...) std::cout << #__VA_ARGS__ << " = " << __VA_ARGS__ << '\n'
 
constexpr auto lcm(auto x, auto... xs)
{
    return ((x = std::lcm(x, xs)), ...);
}
 
int main()
{
    constexpr int p{2 * 2 * 3};
    constexpr int q{2 * 3 * 3};
    static_assert(2 * 2 * 3 * 3 == std::lcm(p, q));
    static_assert(225 == std::lcm(45, 75));
 
    static_assert(std::lcm( 6,  10) == 30);
    static_assert(std::lcm( 6, -10) == 30);
    static_assert(std::lcm(-6, -10) == 30);
 
    static_assert(std::lcm( 24, 0) == 0);
    static_assert(std::lcm(-24, 0) == 0);
 
    OUT(lcm(2 * 3, 3 * 4, 4 * 5));
    OUT(lcm(2 * 3 * 4, 3 * 4 * 5, 4 * 5 * 6));
    OUT(lcm(2 * 3 * 4, 3 * 4 * 5, 4 * 5 * 6, 5 * 6 * 7));
}

出力

lcm(2 * 3, 3 * 4, 4 * 5) = 60
lcm(2 * 3 * 4, 3 * 4 * 5, 4 * 5 * 6) = 120
lcm(2 * 3 * 4, 3 * 4 * 5, 4 * 5 * 6, 5 * 6 * 7) = 840

関連項目

gcd (C++17)

2つの整数の最大公約数を計算する (関数テンプレート)