ungetwc
From cppreference.com
| ヘッダー <wchar.h> で定義 |
||
| wint_t ungetwc( wint_t ch, FILE *stream ); |
(C95 以降) | |
chがWEOFと等しくない場合、ストリームstreamに関連付けられた入力バッファにワイド文字chをプッシュします。これにより、後続のstreamからの読み込み操作でそのワイド文字が取得されます。ストリームに関連付けられた外部デバイスは変更されません。
ストリームの再配置操作であるfseek、fsetpos、およびrewindは、ungetwcの効果を破棄します。
読み込みまたは再配置を介さずにungetwcが複数回呼び出された場合、失敗する可能性があります(つまり、プッシュバックバッファはサイズ1が保証されていますが、それより大きいバッファは実装定義です)。複数のungetwcが成功した場合、読み込み操作は、プッシュバックされたワイド文字をungetwcの逆順で取得します。
chがWEOFと等しい場合、操作は失敗し、ストリームは影響を受けません。
成功したungetwcの呼び出しは、ファイルの終端ステータスフラグfeofをクリアします。
テキストストリームまたはバイナリストリームのいずれかに対して成功したungetwcの呼び出しは、ストリーム位置指示子を未指定の方法で変更しますが、読み込み操作でプッシュバックされたすべてのワイド文字が取得された後、ストリーム位置指示子がungetwc前の値と等しくなることを保証します。
目次 |
[編集] パラメータ
| 文字 | - | 戻されるワイド文字 |
| stream | - | ワイド文字を戻すファイルストリーム |
[編集] 戻り値
成功した場合、ch が返されます。
失敗した場合、WEOFが返され、指定されたストリームは変更されません。
[編集] 参照
- C11標準 (ISO/IEC 9899:2011)
- 7.29.3.10 The ungetwc function (p: 425-426)
- C99標準 (ISO/IEC 9899:1999)
- 7.24.3.10 The ungetwc function (p: 370-371)
[編集] 関連項目
| ファイルストリームに1文字を戻す (関数) | |
| (C95) |
ファイルストリームから1ワイド文字を取得する (関数) |
| C++ ドキュメント (ungetwcについて)
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