std::atomic_fetch_max, std::atomic_fetch_max_explicit

ヘッダー `<atomic>` で定義
template< class T > T atomic_fetch_max( std::atomic<T>* obj, typename std::atomic<T>::value_type arg ) noexcept;	(1)	(C++26以降)
template< class T > T atomic_fetch_max( volatile std::atomic<T>* obj, typename std::atomic<T>::value_type arg ) noexcept;	(2)	(C++26以降)
template< class T > T atomic_fetch_max_explicit( std::atomic<T>* obj, typename std::atomic<T>::value_type arg, std::memory_order order ) noexcept;	(3)	(C++26以降)
template< class T > T atomic_fetch_max_explicit( volatile std::atomic<T>* obj, typename std::atomic<T>::value_type arg, std::memory_order order ) noexcept;	(4)	(C++26以降)

アトミックに、objが指す値を、objの古い値とargの間のstd::maxの結果で置き換えます。objが以前保持していた値を返します。操作は、以下が実行されたかのように行われます。

1,2) obj->fetch_max(arg)

3,4) obj->fetch_max(arg, order)

std::atomic<T>にfetch_maxメンバがない場合（このメンバは、boolを除く整数型およびポインタ型に対してのみ提供されます）、プログラムは不適切に形成されます。

fetch_max (C++26)	引数とアトミックオブジェクトの値の間でstd::maxをアトミックに実行し、以前保持していた値を取得します (`std::atomic<T>`のpublicメンバ関数) [編集]
atomic_fetch_minatomic_fetch_min_explicit (C++26)(C++26)	アトミックオブジェクトを非アトミックな引数との std::min の結果で置き換え、アトミックオブジェクトの以前の値を取得する (関数テンプレート) [編集]

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目次

obj	-	操作対象のアトミックオブジェクトへのポインタ
arg	-	アトミックオブジェクトに格納されている値とstd::maxするための値
order	-	メモリ同期順序