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std::atomic_init

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(C++11)(C++20で非推奨)
(C++11)(C++20で非推奨)
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(C++11)(C++26で非推奨)
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アトミックフラグのためのフリー関数
 
ヘッダー <atomic> で定義
template< class T >

void atomic_init
    ( std::atomic<T>* obj,

      typename std::atomic<T>::value_type desired ) noexcept;
(1) (C++11以降)
(C++20で非推奨)
template< class T >

void atomic_init
    ( volatile std::atomic<T>* obj,

      typename std::atomic<T>::value_type desired ) noexcept;
(2) (C++11以降)
(C++20で非推奨)

obj でデフォルト構築されたアトミックオブジェクトを、値 desired で初期化します。この関数はアトミックではありません。別のスレッドからの同時アクセス(アトミック操作によるものを含む)はデータ競合です。

obj がデフォルト構築されていなかった場合、または同じ obj に対してこの関数が二度呼び出された場合、動作は未定義です。

目次

[編集] パラメータ

obj - 初期化するアトミックオブジェクトへのポインタ
desired - アトミックオブジェクトを初期化する値

[編集] 戻り値

(なし)

[編集] 注釈

この関数は C との互換性のために提供されています。互換性が必要ない場合は、std::atomic はデフォルト以外のコンストラクタを通じて初期化できます。

[編集]

[編集] 不具合報告

以下の動作変更を伴う欠陥報告が、以前に公開されたC++標準に遡って適用されました。

DR 適用対象 公開された動作 正しい動作
P0558R1 C++11 厳密な型一致が必要であったため
Tは複数の引数から推論された
Tは推論されるのみ
obj から

[編集] 関連項目

(C++11)(C++20で非推奨)
静的記憶域期間を持つアトミック変数の定数初期化
(関数マクロ) [編集]
アトミックオブジェクトを構築する
(std::atomic<T> の public member function) [編集]
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