std::messages<CharT>::get, std::messages<CharT>::do_get

 

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text_encoding (C++26)

 

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ロケールとファセット   ロケール has_facet use_facet locale ファセットカテゴリ 基底クラス ctype_base codecvt_base messages_base time_base money_base ctypeファセット ctype ctype<char> ctype_byname codecvt codecvt_byname 数値ファセット num_get num_put numpunct numpunct_byname 文字比較ファセット collate collate_byname 時間ファセット time_get time_put time_get_byname time_put_byname

通貨ファセット money_get money_put moneypunct moneypunct_byname メッセージファセット messages messages_byname 文字の分類と変換 文字の分類 isspace    iscntrl isupper islower    isalpha ispunct isdigit    isxdigit isalnum isblank (C++11) isprint isgraph 文字変換 toupper    tolower 文字列とストリームの変換 wstring_convert (C++11/17/26*) wbuffer_convert (C++11/17/26*) Unicode変換ファセット codecvt_utf8 (C++11/17/26*) codecvt_utf16 (C++11/17/26*) codecvt_utf8_utf16 (C++11/17/26*) codecvt_mode (C++11/17/26*) Cライブラリのロケール LC_ALLLC_COLLATELC_CTYPELC_MONETARYLC_NUMERICLC_TIME    setlocale localeconv lconv

 

std::messages

メンバ関数

messages::messages

messages::~messages

messages::openmessages::do_open

messages::getmessages::do_get

messages::closemessages::do_close

 

ヘッダー <locale> で定義
public: string_type get( catalog cat, int set, int msgid, const string_type& dfault ) const;	(1)
protected: virtual string_type do_get( catalog cat, int set, int msgid, const string_type& dfault ) const;	(2)

1) 公開メンバ関数。最も派生したクラスの保護仮想メンバ関数 do_get を呼び出します。

2) 開いているメッセージカタログ cat から、値 set、msgid、dfault を使用して、実装定義の方法でメッセージを取得します。期待されるメッセージがカタログに見つからない場合は、dfault のコピーを返します。

パラメータ

cat	-	open() から取得され、まだ close() に渡されていないメッセージカタログの識別子
set	-	実装定義の引数。POSIX ではメッセージセット。
msgid	-	実装定義の引数。POSIX ではメッセージ ID。
dfault	-	カタログで検索する文字列（カタログが文字列検索を使用する場合）であり、失敗した場合に返す文字列。

戻り値

カタログからのメッセージ、または見つからなかった場合は dfault のコピー。

注記

POSIX システムでは、この関数呼び出しは通常 catgets() の呼び出しに変換され、パラメータ set、msgid、dfault はそのまま catgets() に渡されます。GNU libstdc++ では、この関数は set と msgid を無視し、必要なロケールで GNU gettext(dfault) を呼び出すだけです。

例

次の例は、メッセージの取得方法を示しています。典型的なGNU/Linuxシステムでは、/usr/share/locale/de/LC_MESSAGES/sed.moから読み取ります。

このコードを実行

#include <iostream>
#include <locale>
 
int main()
{
    std::locale loc("de_DE.utf8");
    std::cout.imbue(loc);
    auto& facet = std::use_facet<std::messages<char>>(loc);
    auto cat = facet.open("sed", loc);
    if (cat < 0)
        std::cout << "Could not open german \"sed\" message catalog\n";
    else
        std::cout << "\"No match\" in German: "
                  << facet.get(cat, 0, 0, "No match") << '\n'
                  << "\"Memory exhausted\" in German: "
                  << facet.get(cat, 0, 0, "Memory exhausted") << '\n';
    facet.close(cat);
}

実行結果の例

"No match" in German: Keine Übereinstimmung
"Memory exhausted" in German: Speicher erschöpft