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std::filesystem::temp_directory_path

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ヘッダー <filesystem> で定義
path temp_directory_path();
(1) (C++17以降)
path temp_directory_path( std::error_code& ec );
(2) (C++17以降)

一時ファイルに適したディレクトリのパスを返します。

目次

[編集] パラメータ

(なし)

[編集] 戻り値

一時ファイルに適したディレクトリ。返されるパスは、存在し、ディレクトリであることが保証されます。 error_code& 引数を受け取るオーバーロードは、エラーが発生すると空のパスを返します。

[編集] 例外

noexcept とマークされていないオーバーロードは、メモリ割り当てが失敗した場合に std::bad_alloc をスローする可能性があります。

1) 基盤となる OS API エラーが発生した場合、 std::filesystem::filesystem_error をスローします。この例外は、返されるパスを最初のパス引数とし、 OS エラーコードをエラーコード引数として構築されます。
2) OS API呼び出しが失敗した場合、std::error_code& パラメータにOS APIのエラーコードが設定されます。エラーが発生しなかった場合は、ec.clear() が実行されます。

[編集]

POSIX システムでは、パスは環境変数 TMPDIRTMPTEMPTEMPDIR で指定されたパス、またはそれらが指定されていない場合は "/tmp" が返されます。

Windows システムでは、パスは通常、 GetTempPath によって返されるパスです。

[編集]

#include <filesystem>
#include <iostream>
namespace fs = std::filesystem;
 
int main()
{
    std::cout << "Temp directory is " << fs::temp_directory_path() << '\n';
}

実行結果の例

Temp directory is "C:\Windows\TEMP\"

[編集] 関連項目

一時的で自動的に削除されるファイルを作成し、開く
(関数) [編集]
現在の作業ディレクトリを取得または設定する
(関数) [編集]
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