std::is_final
From cppreference.com
| ヘッダ <type_traits> で定義 |
||
| template< class T > struct is_final; |
(C++14以降) | |
std::is_final は UnaryTypeTrait です。
T が final クラスである場合、メンバ定数 value を true に等しく提供します。その他の型の場合、value は false です。
T が不完全なクラス型である場合、動作は未定義です。
プログラムが std::is_final または std::is_final_v(C++17以降) の特殊化を追加した場合、動作は未定義です。
目次 |
[編集] テンプレートパラメータ
| T | - | チェックする型 |
[編集] ヘルパー変数テンプレート
| template< class T > constexpr bool is_final_v = is_final<T>::value; |
(C++17以降) | |
std::integral_constant から継承
メンバ定数
| value [static] |
T が final クラス型の場合 true、それ以外の場合 false(公開静的メンバ定数) |
メンバ関数
| operator bool |
オブジェクトを bool に変換し、value を返します。 (public member function) |
| operator() (C++14) |
value を返します。 (public member function) |
メンバ型
| 型 | 定義 |
value_type
|
bool |
type
|
std::integral_constant<bool, value> |
[編集] 注釈
std::is_final は LWG issue 2112 の解決によって導入されました。
共用体 は final と宣言できます (そして std::is_final がそれを検出します)。共用体はどのような場合でも基底として使用できませんが、これは可能です。
| 機能テストマクロ | 値 | 規格 | 機能 |
|---|---|---|---|
__cpp_lib_is_final |
201402L |
(C++14) | std::is_final
|
[編集] 例
このコードを実行
#include <type_traits> class A {}; static_assert(std::is_final_v<A> == false); class B final {}; static_assert(std::is_final_v<B> == true); union U final { int x; double d; }; static_assert(std::is_final_v<U> == true); int main() { }
[編集] 関連項目
| (C++11) |
型が共用体でないクラス型であるかをチェックする (クラステンプレート) |
| (C++11) |
型が多態的なクラス型であるかをチェックする (クラステンプレート) |
