std::chrono::utc_clock

 

C++

コンパイラサポート

フリースタンディングとホスト

言語

標準ライブラリ

標準ライブラリヘッダー

名前付き要件

機能テストマクロ (C++20)

言語サポートライブラリ

コンセプトライブラリ (C++20)

診断ライブラリ

メモリ管理ライブラリ

メタプログラミングライブラリ (C++11)

汎用ユーティリティライブラリ

コンテナライブラリ

イテレータライブラリ

Rangesライブラリ (C++20)

アルゴリズムライブラリ

文字列ライブラリ

テキスト処理ライブラリ

数値ライブラリ

日付と時刻ライブラリ

入出力ライブラリ

ファイルシステムライブラリ (C++17)

並行サポートライブラリ (C++11)

実行制御ライブラリ (C++26)

Technical specifications (技術仕様)

シンボルインデックス

外部ライブラリ

 

日付と時刻ライブラリ

時間点 time_point (C++11) clock_time_conversion (C++20)   clock_cast (C++20) 時間間隔 duration (C++11) クロック system_clock (C++11) steady_clock (C++11) is_clock (C++20) utc_clock (C++20) tai_clock (C++20) high_resolution_clock (C++11) gps_clock (C++20) file_clock (C++20) local_t (C++20) 時刻 is_amis_pm (C++20)(C++20) make12make24 (C++20)(C++20) hh_mm_ss (C++20)

カレンダー day (C++20) month (C++20) year (C++20) weekday (C++20) operator/ (C++20) year_month_day (C++20) year_month_day_last (C++20) year_month_weekday (C++20) year_month_weekday_last (C++20)   weekday_indexed (C++20) weekday_last (C++20) month_day (C++20) month_day_last (C++20) month_weekday (C++20) month_weekday_last (C++20) year_month (C++20) last_speclast (C++20)(C++20) chrono I/O parse (C++20)

タイムゾーン tzdb (C++20) tzdb_list (C++20) get_tzdbget_tzdb_listreload_tzdbremote_version (C++20)(C++20)(C++20)(C++20) sys_info (C++20) local_info (C++20) nonexistent_local_time (C++20) ambiguous_local_time (C++20) locate_zone (C++20) current_zone (C++20) time_zone (C++20) choose (C++20) zoned_traits (C++20) zoned_time (C++20) time_zone_link (C++20) leap_second (C++20) leap_second_info (C++20) get_leap_second_info (C++20) C スタイルの日付と時刻

 

std::chrono::utc_clock

メンバ関数

utc_clock::now

utc_clock::to_sys

utc_clock::from_sys

時間点 I/O

operator<<

formatter<std::chrono::utc_time>

from_stream

うるう秒挿入情報

leap_second_info

get_leap_second_info

 

ヘッダー <chrono> で定義
class utc_clock;		(C++20以降)

std::chrono::utc_clock クロックは、協定世界時 (UTC) を表す Clock です。うるう秒を含め、1970年1月1日木曜日 00:00:00 UTC からの時間を計測します。

utc_clock は Clock 要件を満たします。実装が now() が例外を投げないことを保証できる場合を除き、TrivialClock 要件は満たしません。

時間点ファミリー

名前空間 std::chrono で定義
template<class Duration> using utc_time = std::chrono::time_point<std::chrono::utc_clock, Duration>;		(C++20以降)
using utc_seconds = utc_time<std::chrono::seconds>;		(C++20以降)

operator<<(std::chrono::utc_time) (C++20)	utc_time に対するストリーム出力を行います (関数テンプレート)
from_stream(std::chrono::utc_time) (C++20)	指定された書式に従ってストリームから utc_time を解析する (関数テンプレート)
std::formatter<std::chrono::utc_time> (C++20)	utc_time の書式設定サポート (クラス テンプレートの特殊化)

メンバー型

メンバ型	定義
rep	クロックの期間におけるティック数を表す符号付き算術型
period	クロックのティック周期を秒単位で表す std::ratio 型
duration	std::chrono::duration<rep, period>、負の期間を表現可能
time_point	std::chrono::time_point<std::chrono::utc_clock>

メンバー定数

constexpr bool is_steady [static]

true は、ティック間の時間が常に一定である場合、つまり外部クロック調整の場合でも now() の呼び出しが単調増加する値を返す場合です。それ以外の場合は false です。 (公開静的メンバ定数)

メンバー関数

now [static]	現在の時間点を表す std::chrono::time_point を返します。 (public static member function)
to_sys [static]	utc_time を sys_time に変換します。 (public static member function)
from_sys [static]	sys_time を utc_time に変換します。 (public static member function)

非メンバー関数

get_leap_second_info (C++20)

utc_timeオブジェクトからうるう秒の挿入情報を取得する (関数テンプレート)

ヘルパークラス

leap_second_info (C++20)

うるう秒の挿入情報 (クラス)

注釈

公式の UTC エポックは 1972年1月1日です。utc_clock は std::chrono::system_clock との互換性を保つために、代わりに 1970年1月1日 を使用します。