std::_Exit

 

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ユーティリティライブラリ

言語サポート 型のサポート (基本型、RTTI) ライブラリ機能検査マクロ (C++20) プログラムユーティリティ 可変引数関数 initializer_list (C++11) is_constant_evaluated (C++20) is_within_lifetime (C++26) source_location (C++20) コルーチンサポート (C++20) 契約サポート (C++26) 三方比較 three_way_comparablethree_way_comparable_with (C++20)(C++20) strong_ordering (C++20) weak_ordering (C++20) partial_ordering (C++20) common_comparison_category (C++20) compare_three_way_result (C++20) compare_three_way (C++20) strong_order (C++20) weak_order (C++20) partial_order (C++20) compare_strong_order_fallback (C++20) compare_weak_order_fallback (C++20) compare_partial_order_fallback (C++20)   is_eqis_ltis_lteq (C++20)(C++20)(C++20)   is_neqis_gtis_gteq (C++20)(C++20)(C++20)

汎用ユーティリティ 関数オブジェクト ビット操作 (C++20) bitset hash (C++11) 関係演算子 (C++20で非推奨) rel_ops::operator!=rel_ops::operator>    rel_ops::operator<=rel_ops::operator>= 整数比較関数 cmp_equalcmp_lesscmp_less_than (C++20)(C++20)(C++20)   cmp_not_equalcmp_greatercmp_greater_than (C++20)(C++20)(C++20) in_range (C++20) スワップと型操作 swap ranges::swap (C++20) exchange (C++14) declval (C++11) to_underlying (C++23) forward (C++11) forward_like (C++23) move (C++11) move_if_noexcept (C++11) as_const (C++17) 共通語彙型 pair tuple (C++11) optional (C++17) any (C++17) variant (C++17) tuple_size (C++11) tuple_element (C++11) apply (C++17) make_from_tuple (C++17) expected (C++23)

 

プログラムサポートユーティリティ

プログラムの終了
abort exit quick_exit (C++11) _Exit (C++11)	atexit at_quick_exit (C++11) EXIT_SUCCESSEXIT_FAILURE
到達不能な制御フロー
unreachable (C++23)
環境との通信
system	getenv
シグナル
signal raise sig_atomic_t	SIG_DFLSIG_IGN SIG_ERR
シグナルの種類
SIGABRTSIGFPESIGILL	SIGINTSIGSEGVSIGTERM
非局所ジャンプ
setjmp	longjmp
型
jmp_buf

 

ヘッダ <cstdlib> で定義
[[noreturn]] void _Exit( int exit_code ) noexcept;		(C++11以降)

リソースを完全にクリーンアップすることなく、プログラムの正常終了を引き起こします。

自動、スレッドローカル、静的ストレージ期間を持つ変数のデストラクタは呼び出されません。std::at_quick_exit() または std::atexit() に渡された関数は呼び出されません。ファイルなどの開いているリソースが閉じられるかどうかは実装定義です。

exit_code が 0 または EXIT_SUCCESS の場合、成功終了を示す実装定義のステータスがホスト環境に返されます。exit_code が EXIT_FAILURE の場合、失敗終了を示す実装定義のステータスが返されます。その他の場合、実装定義のステータス値が返されます。

フリースタンディング実装は std::_Exit を提供する必要があります。

(C++23から)

パラメータ

exit_code

-

プログラムの終了ステータス

戻り値

(なし)

注釈

C++23 以降、_Exit はフリースタンディングであることが要求されますが、フリースタンディング C 実装で利用可能であることは要求されません。

例

このコードを実行

#include <iostream>
 
class Static
{
public:
    ~Static() 
    {
        std::cout << "Static dtor\n";
    }
};
 
class Local
{
public:
    ~Local() 
    {
        std::cout << "Local dtor\n";
    }
};
 
Static static_variable; // dtor of this object will *not* be called
 
void atexit_handler()
{
    std::cout << "atexit handler\n";
}
 
int main()
{
    Local local_variable; // dtor of this object will *not* be called
 
    // handler will *not* be called
    const int result = std::atexit(atexit_handler);
 
    if (result != 0)
    {
        std::cerr << "atexit registration failed\n";
        return EXIT_FAILURE;
    }
 
    std::cout << "test" << std::endl; // flush from std::endl
        // needs to be here, otherwise nothing will be printed
    std::_Exit(EXIT_FAILURE);
}

出力

test

関連項目

abort	（クリーンアップせずに）異常なプログラム終了を引き起こす (関数)
exit	クリーンアップを伴う通常のプログラム終了を引き起こす (関数)
_Exit のC ドキュメント