cabsf、cabs、cabsl

 

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型と虚数定数
complex (C99) _Complex_I (C99)     CMPLX (C11)	imaginary (C99) _Imaginary_I (C99) I (C99)
操作
cimag (C99) creal (C99) carg (C99)	cabs (C99) conj (C99) cproj (C99)
冪関数と指数関数
cexp (C99) clog (C99)	cpow (C99) csqrt (C99)
三角関数
ccos (C99) csin (C99) ctan (C99)	cacos (C99) casin (C99) catan (C99)
双曲線関数
ccosh (C99) csinh (C99) ctanh (C99)	cacosh (C99) casinh (C99) catanh (C99)

 

ヘッダー <complex.h> で定義
float       cabsf( float complex z );	(1)	(C99以降)
double      cabs( double complex z );	(2)	(C99以降)
long double cabsl( long double complex z );	(3)	(C99以降)
ヘッダー <tgmath.h> で定義
#define fabs( z )	(4)	(C99以降)

1-3) z の複素絶対値（ノルム、モジュラス、または大きさとも呼ばれる）を計算します。

4) 型汎用マクロ：z の型が long double complex または long double imaginary の場合、cabsl が呼び出されます。z の型が float complex または float imaginary の場合、cabsf が呼び出されます。z の型が double complex または double imaginary の場合、cabs が呼び出されます。実数型および整数型の場合、対応するバージョンの fabs が呼び出されます。

パラメータ

z

-

複素数引数

戻り値

エラーが発生しない場合、z の絶対値（ノルム、大きさ）を返します。

エラーおよび特殊ケースは、関数が hypot(creal(z), cimag(z)) として実装されているかのように処理されます。

例

このコードを実行

#include <stdio.h>
#include <complex.h>
 
int main(void)
{
    double complex z = 1.0 + 1.0*I;
    printf("%.1f%+.1fi cartesian is rho=%f theta=%f polar\n",
           creal(z), cimag(z), cabs(z), carg(z));
}

出力

1.0+1.0i cartesian is rho=1.414214 theta=0.785398 polar

参考文献

• C11標準 (ISO/IEC 9899:2011)

• 7.3.8.1 The cabs functions (p: 195)

• 7.25 型総称数学関数 <tgmath.h> (p: 373-375)

• G.7 Type-generic math <tgmath.h> (p: 545)

• C99標準 (ISO/IEC 9899:1999)

• 7.3.8.1 The cabs functions (p: 177)

• 7.22 型総称数学関数 <tgmath.h> (p: 335-337)

• G.7 Type-generic math <tgmath.h> (p: 480)

関連項目

cargcargfcargl (C99)(C99)(C99)	複素数の偏角を計算する (関数)
abslabsllabs (C99)	整数値の絶対値を計算する (\(\small{|x|}\)|x|) (関数)
fabsfabsffabsl (C99)(C99)	浮動小数点値の絶対値を計算する (\(\small{|x|}\)|x|) (関数)
hypothypotfhypotl (C99)(C99)(C99)	2つの与えられた数の平方の和の平方根を計算する (\(\scriptsize{\sqrt{x^2+y^2} }\)√x2 +y2 ) (関数)
C++ ドキュメント （ abs について）