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atan, atanf, atanl

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ヘッダー <math.h> で定義
float       atanf( float arg );
(1) (C99以降)
double      atan( double arg );
(2)
long double atanl( long double arg );
(3) (C99以降)
_Decimal32  atand32( _Decimal32 arg );
(4) (C23以降)
_Decimal64  atand64( _Decimal64 arg );
(5) (C23以降)
_Decimal128 atand128( _Decimal128 arg );
(6) (C23以降)
ヘッダー <tgmath.h> で定義
#define atan( arg )
(7) (C99以降)
1-6) arg の主値であるアークタンジェントを計算します。
7) 型汎用マクロ:引数の型が long double の場合、(3) (atanl) が呼び出されます。それ以外の場合で、引数の型が整数型または double の場合、(2) (atan) が呼び出されます。それ以外の場合、(1) (atanf) が呼び出されます。引数が複素数の場合、マクロは対応する複素数関数 (catanf, catan, catanl) を呼び出します。

関数 (4-6) は、実装が __STDC_IEC_60559_DFP__ を事前定義している場合(つまり、実装が10進浮動小数点数をサポートしている場合)にのみ宣言されます。

(C23以降)

目次

[編集] パラメータ

arg - floating-point value

[編集] 戻り値

エラーが発生しなかった場合、arg のアークタンジェント (arctan(arg)) が、ラジアン単位で [-
π
2
 ; +
π
2
]
の範囲で返されます。

アンダーフローによる範囲エラーが発生した場合、正確な結果 (丸め後) が返される。

[編集] エラー処理

エラーは math_errhandling で指定されたとおりに報告されます。

実装が IEEE 浮動小数点演算 (IEC 60559) をサポートしている場合

  • 引数が ±0 の場合、変更されずに返されます。
  • 引数が +∞ の場合、+π/2 が返されます。
  • 引数が -∞ の場合、-π/2 が返されます。
  • 引数が NaN の場合、NaN が返されます。

[編集] 注記

POSIX は、アンダーフローが発生した場合、arg は変更されずに返され、それがサポートされない場合は、実装定義の値で DBL_MINFLT_MIN、および LDBL_MIN 以下であると規定しています。

[編集]

#include <math.h>
#include <stdio.h>
 
int main(void)
{
    printf("atan(1) = %f, 4*atan(1)=%f\n", atan(1), 4 * atan(1));
    // special values
    printf("atan(Inf) = %f, 2*atan(Inf) = %f\n", atan(INFINITY), 2 * atan(INFINITY));
    printf("atan(-0.0) = %+f, atan(+0.0) = %+f\n", atan(-0.0), atan(0));
}

出力

atan(1) = 0.785398, 4*atan(1)=3.141593
atan(Inf) = 1.570796, 2*atan(Inf) = 3.141593
atan(-0.0) = -0.000000, atan(+0.0) = +0.000000

[編集] 参考文献

  • C23標準 (ISO/IEC 9899:2024)
  • 7.12.4.3 atan 関数 (p: TBD)
  • 7.25 Type-generic math <tgmath.h> (p: TBD)
  • F.10.1.3 atan 関数 (p: TBD)
  • C17標準 (ISO/IEC 9899:2018)
  • 7.12.4.3 atan 関数 (p: 174)
  • 7.25 型総称数学関数 <tgmath.h> (p: 272-273)
  • F.10.1.3 atan 関数 (p: 378)
  • C11標準 (ISO/IEC 9899:2011)
  • 7.12.4.3 atan 関数 (p: 238-239)
  • 7.25 型総称数学関数 <tgmath.h> (p: 373-375)
  • F.10.1.3 atan 関数 (p: 519)
  • C99標準 (ISO/IEC 9899:1999)
  • 7.12.4.3 atan 関数 (p: 219)
  • 7.22 型総称数学関数 <tgmath.h> (p: 335-337)
  • F.9.1.3 atan 関数 (p: 456)
  • C89/C90標準 (ISO/IEC 9899:1990)
  • 4.5.2.3 atan 関数

[編集] 関連項目

象限を決定するために符号を使用してアークタンジェントを計算する
(関数) [編集]
(C99)(C99)
アークサインを計算する (arcsin(x))
(関数) [編集]
(C99)(C99)
アークコサインを計算する (arccos(x))
(関数) [編集]
(C99)(C99)
タンジェントを計算する (tan(x))
(関数) [編集]
(C99)(C99)(C99)
複素アークタンジェントを計算する
(関数) [編集]
English 日本語 中文(简体) 中文(繁體)