std::log, std::logf, std::logl

ヘッダー `<cmath>` で定義
	(1)
float log ( float num ); double log ( double num ); long double log ( long double num );			(C++23まで)
/浮動小数点数型/ log ( /浮動小数点型/ num );			(C++23から) (C++26 以降 constexpr)
float logf( float num );		(2)	(C++11以降) (C++26 以降 constexpr)
long double logl( long double num );		(3)	(C++11以降) (C++26 以降 constexpr)
SIMDオーバーロード (C++26以降)
ヘッダー `<simd>` で定義
template< /math-floating-point/ V > constexpr /deduced-simd-t/<V> log ( const V& v_num );		(S)	(C++26以降)
追加のオーバーロード (C++11以降)
ヘッダー `<cmath>` で定義
template< class Integer > double log ( Integer num );		(A)	(C++26 以降 constexpr)

1-3)

e

を底とする自然対数を num に対して計算します。ライブラリは、パラメータの型としてすべての cv-修飾されていない浮動小数点型に対する std::log のオーバーロードを提供します。(C++23 以降)

S) SIMD オーバーロードは、v_num に対して要素ごとの std::log を実行します。

(定義については、math-floating-point および deduced-simd-t を参照してください。)

(C++26以降)

A) すべての整数型に対する追加のオーバーロードが提供されます。これらは double として扱われます。

(C++11以降)

#include <cerrno>
#include <cfenv>
#include <cmath>
#include <cstring>
#include <iostream>
// #pragma STDC FENV_ACCESS ON
 
int main()
{
    std::cout << "log(1) = " << std::log(1) << '\n'
              << "base-5 logarithm of 125 = " << std::log(125) / std::log(5) << '\n';
 
    // special values
    std::cout << "log(1) = " << std::log(1) << '\n'
              << "log(+Inf) = " << std::log(INFINITY) << '\n';
 
    // error handling
    errno = 0;
    std::feclearexcept(FE_ALL_EXCEPT);
 
    std::cout << "log(0) = " << std::log(0) << '\n';
 
    if (errno == ERANGE)
        std::cout << "    errno == ERANGE: " << std::strerror(errno) << '\n';
    if (std::fetestexcept(FE_DIVBYZERO))
        std::cout << "    FE_DIVBYZERO raised\n";
}

実行結果の例

log(1) = 0
base-5 logarithm of 125 = 3
log(1) = 0
log(+Inf) = inf
log(0) = -inf
    errno == ERANGE: Numerical result out of range
    FE_DIVBYZERO raised

[編集] 関連項目

log10log10flog10l (C++11)(C++11)	常用対数 ( $10$ を底とする) を計算する (${\small\log_{10}{x}}$ $log 10 (x)$ ) (関数) [編集]
log2log2flog2l (C++11)(C++11)(C++11)	与えられた数値の $2$ を底とする対数 (${\small\log_{2}{x}}$ $log 2 (x)$ ) (関数) [編集]
log1plog1pflog1pl (C++11)(C++11)(C++11)	与えられた数値に $1$ を足した値の自然対数 ( $e$ を底とする) (${\small\ln{(1+x)}}$ $ln(1+x)$ ) (関数) [編集]
expexpfexpl (C++11)(C++11)	与えられたべき乗に累乗した $e$ を返す (${\small e^x}$ $e x$ ) (関数) [編集]
log(std::complex)	複素数の自然対数、分枝切断は負の実軸に沿う (関数テンプレート) [編集]
log(std::valarray)	valarray の各要素に std::log 関数を適用します。 (function template) [編集]
C のドキュメント log

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std::log, std::logf, std::logl

目次

[編集] パラメータ

[編集] 戻り値

[編集] エラー処理

[編集] 注記

[編集] 例

[編集] 関連項目

ナビゲーション

ツールボックス

log10log10flog10l (C++11)(C++11)	常用対数 ( $10$ を底とする) を計算する (\({\small\log_{10}{x}}\) $log 10 (x)$ ) (関数) [編集]
log2log2flog2l (C++11)(C++11)(C++11)	与えられた数値の $2$ を底とする対数 (\({\small\log_{2}{x}}\) $log 2 (x)$ ) (関数) [編集]
log1plog1pflog1pl (C++11)(C++11)(C++11)	与えられた数値に $1$ を足した値の自然対数 ( $e$ を底とする) (\({\small\ln{(1+x)}}\) $ln(1+x)$ ) (関数) [編集]
expexpfexpl (C++11)(C++11)	与えられたべき乗に累乗した $e$ を返す (\({\small e^x}\) $e x$ ) (関数) [編集]
log(std::complex)	複素数の自然対数、分枝切断は負の実軸に沿う (関数テンプレート) [編集]
log(std::valarray)	valarray の各要素に std::log 関数を適用します。 (function template) [編集]
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