std::acos、std::acosf、std::acosl

ヘッダー `<cmath>` で定義
	(1)
float acos ( float num ); double acos ( double num ); long double acos ( long double num );			(C++23まで)
/浮動小数点数型/ acos ( /浮動小数点型/ num );			(C++23から) (C++26 以降 constexpr)
float acosf( float num );		(2)	(C++11以降) (C++26 以降 constexpr)
long double acosl( long double num );		(3)	(C++11以降) (C++26 以降 constexpr)
SIMDオーバーロード (C++26以降)
ヘッダー `<simd>` で定義
template< /math-floating-point/ V > constexpr /deduced-simd-t/<V> acos ( const V& v_num );		(S)	(C++26以降)
追加のオーバーロード (C++11以降)
ヘッダー `<cmath>` で定義
template< class Integer > double acos ( Integer num );		(A)	(C++26 以降 constexpr)

1-3) num の逆余弦（アークコサイン）の主値を計算します。ライブラリは、パラメータの型としてすべての cv 修飾されていない浮動小数点型に対する std::acos のオーバーロードを提供します。(C++23 以降)

S) SIMD オーバーロードは、v_num に対して要素ごとの std::acos を実行します。

(定義については、math-floating-point および deduced-simd-t を参照してください。)

(C++26以降)

A) すべての整数型に対する追加のオーバーロードが提供されます。これらは double として扱われます。

(C++11以降)

#include <cerrno>
#include <cfenv>
#include <cmath>
#include <cstring>
#include <iostream>
 
// #pragma STDC FENV_ACCESS ON
 
int main()
{
    std::cout << "acos(-1) = " << std::acos(-1) << '\n'
              << "acos(0.0) = " << std::acos(0.0) << '\n'
              << "2*acos(0.0) = " << 2 * std::acos(0) << '\n'
              << "acos(0.5) = " << std::acos(0.5) << '\n'
              << "3*acos(0.5) = " << 3 * std::acos(0.5) << '\n'
              << "acos(1) = " << std::acos(1) << '\n';
 
    // error handling
    errno = 0;
    std::feclearexcept(FE_ALL_EXCEPT);
 
    std::cout << "acos(1.1) = " << std::acos(1.1) << '\n';
 
    if (errno == EDOM)
        std::cout << "    errno == EDOM: " << std::strerror(errno) << '\n';
    if (std::fetestexcept(FE_INVALID))
        std::cout << "    FE_INVALID raised" << '\n';
}

出力

acos(-1) = 3.14159
acos(0.0) = 1.5708
2*acos(0.0) = 3.14159
acos(0.5) = 1.0472
3*acos(0.5) = 3.14159
acos(1) = 0
acos(1.1) = nan
    errno == EDOM: Numerical argument out of domain
    FE_INVALID raised

[編集] 関連項目

asinasinfasinl (C++11)(C++11)	逆正弦を計算する (${\small\arcsin{x}}$ $arcsin(x)$ ) (関数) [編集]
atanatanfatanl (C++11)(C++11)	逆正接を計算する (${\small\arctan{x}}$ $arctan(x)$ ) (関数) [編集]
atan2atan2fatan2l (C++11)(C++11)	符号を用いて象限を決定する逆正接 (関数) [編集]
coscosfcosl (C++11)(C++11)	余弦を計算する (${\small\cos{x}}$ $cos(x)$ ) (関数) [編集]
acos(std::complex) (C++11)	複素数の逆余弦 (アークコサイン) を計算する (${\small\arccos{z}}$ $arccos(z)$ ) (関数テンプレート) [編集]
acos(std::valarray)	valarray の各要素に関数 std::acos を適用します。 (function template) [編集]
C のドキュメント (acos)

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std::acos、std::acosf、std::acosl

目次

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[編集] 例

[編集] 関連項目

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asinasinfasinl (C++11)(C++11)	逆正弦を計算する (\({\small\arcsin{x}}\) $arcsin(x)$ ) (関数) [編集]
atanatanfatanl (C++11)(C++11)	逆正接を計算する (\({\small\arctan{x}}\) $arctan(x)$ ) (関数) [編集]
atan2atan2fatan2l (C++11)(C++11)	符号を用いて象限を決定する逆正接 (関数) [編集]
coscosfcosl (C++11)(C++11)	余弦を計算する (\({\small\cos{x}}\) $cos(x)$ ) (関数) [編集]
acos(std::complex) (C++11)	複素数の逆余弦 (アークコサイン) を計算する (\({\small\arccos{z}}\) $arccos(z)$ ) (関数テンプレート) [編集]
acos(std::valarray)	valarray の各要素に関数 std::acos を適用します。 (function template) [編集]
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